葉月ホールハウス／HAZUKI HALL HOUSE

② 2023 藁科杏梨さんと伊藤花奈美さん［小さな秋のコンサート］終了しました！

台風が去った9月の空のもと、満場のお客さまをお迎えした室内は、
若き演奏家の魅力いっぱいに華やぎました！
各方面で活躍中のヴァイオリニスト、藁科杏梨さんが奏でるクラシック名曲は美しく、杏梨先生を大好きな教え子の坊やたちも、間近でうっとり耳を澄ませていましたね。
ドビュッシーなどを流麗に弾くのは、ドイツのデトモルト音大講師の伊藤花奈美さん。夏の一時帰国中に実現したこの演奏会は、国音付属小から大学、院までずっと一緒で共に首席卒、そんな杏梨さんとの初企画だったのですね！
この場所でよき音楽会をつくる。ピアノや座席の配置、ライトの向きに至るまで、そのためのすべてにみずから動く。頑張るお二人に拍手！の気持ちになりました。
秋の始まりにふさわしい音楽会を堪能しました。みなさま、ありがとうございました！

① 2023 藁科杏梨さんと伊藤花奈美さん［小さな秋のコンサート］リハーサル

9月になっても酷暑は続いていたのですが、

昨晩からの雨で善福寺公園も待ちに待った秋の気配。

［小さな秋のコンサート］の秋色のフライヤーに

やっと季節が追いついたようで嬉しいですね。

本日は二度目の入念なリハーサルでした。音大付属小学校からずっと一緒という、ヴァイオリン藁科杏梨さんとピアノ伊藤花奈美さん。息の合ったお二人によるクラシック演奏会［秋の小さなコンサート］は9/9(土)16時より。わずかに残席ありとのことです。詳細は、葉月ホールハウスHP［音楽会のご案内］ へ→

2023 谷川賢作さん&中嶋俊晴さん［家族をうたう］終了しました！

「ひとりで生きている人にも、母はいる、父がいる。

思い出の中に、未来の夢想の中に。

やさしさとあたたかさの源として、

彼らは私たちの魂のうちに生き続ける」

詩は谷川俊太郎さん。朗読は息子の賢作さん。

「家族をうたう」の始まりです。

バリトンを響かせて朗読するのは、

国際的に活躍中のカウンターテナー中嶋俊晴さん。

高階杞一さんら現代詩人から小児病棟の子たちまで、

さまざまな作者が家族をめぐって発した言葉のニュアンスを、

ふかぶかとかみしめるように再現されます。

その後やさしいような怖いような静寂を挟んでは、

家族の情景がにじむ名曲がピアノと歌で奏でられ、

そして朗読そしてまたピアノ、歌、朗読。。

二人にカメラを向けるのがためらわれるほど、

しだいに室内には何か特別な気配がみち、

中嶋さんがセットしたスマホ画面を撮るばかりに。。

空気がほぐれたアンコールで気を取りなおしてこの一枚。涙がこぼれないようにと歌う中嶋さんの言いつけ?どおり、上を向いて聴きました。中嶋さんの歌声は、初めて知った、中嶋さんだけの、ふくよかで、あたたかいカウンターテナー。

涙も枯れ果て夜の部になり、

賢作さんとの月日をあらためて思い返します。父の俊太郎さんとも、奥さまの恵さんとも、賢作さんのCDジャケットや葉月のロゴを手がけた美術家の望月通陽さんとも、現代詩をうたうDiVaとも、そのつど楽しい演奏会をしてくださいましたね。
賢作さんのマルチな才能とお人柄が、音楽家を引き寄せてやまないのは周知のことですが、中嶋さんとの共同作業で生まれたこの企画は、詩歌に親しいお二人にしか作りえない組曲として、変容を続けながらますます広がりゆくのでしょう。
賢作さんと中嶋さんを出会わせた「お仲人」が、この日の昼の部の受付をなさった伊津野泰子さん（右）。夜の部の受付は賢作さんのピアノで歌う鈴木絵麻さん。強力スタッフ陣でお迎えした全員出席のお客さま、八月の猛暑のなか、ありがとうございました！賢作さんと中嶋さんにも心からの感謝を！

2023 アイリッシュハープコンサート［Summer Breeze］終了しました！

エレガントなハーピスト大塚千春さんが、重厚なグランドハープを聴かせてくださったのは昨冬。半年後のこの日には、こんなに小さな「おとつぶハープ」と、幼い頃からご愛用という青山ハープ製アイリッシュハープで。
災害級という今夏の暑さには地球沸騰時代という言葉も出現。もともとはガレージだったこの空間に座る満場のお客さまに、はたして空調システムPSが心地よく行き渡るか。。
ところが大塚さんの演奏と語りが始まるや、美しく澄んだ音がはじけてはひろがって、室内は外気36度を忘れる異空間に。
この日のゲストは、三村ハープアンサンブルのメンバーとして、大塚さんとご縁の深い山道典子さん。
アイリッシュハープより小型のサウルハープでご登場です。
奏でられたアイルランドなど各国の伝統音楽は、誰もが知る名曲ぞろいで、合奏がもたらす音のふくらみは、聴くものの心を包むようにやさしいのでした。
この日は静岡からのお客さまもいらしたとか。みなさま、猛暑のなか、ありがとうございました！

⑽ 2023 宮嶋淳子さん木版画のお届け準備ができました。

淳子さん自作のサンキューカードをちょんと付けて、「あの子」や「この子」、淳子さんがそう呼ぶ木版画たちのお届け準備が整いました。新しい額が必要な作品については、あともう少しの製作時間をいただきます。どうぞよろしくお願いいたします！