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植物画家・川岸富士男さんの作品展が始まりました。梅雨から初夏への花たちが、和紙に水彩を得て咲きました。
![]() 菖蒲。どくだみ。つゆ草。野バラ。あじさい。大山れんげ。山ぼうし…。白く咲く花のたたずまいにひきこまれます。 6月6日(月)7日(火)をのぞく6月12日(日)まで。正午から19:00までの開催です。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() #
by hazukihallhouse
| 2011-06-04 19:28
| *展覧会のごあんない
教室終了後、残ったみなさんで奥へ移動しての懇親会。いつものことながら詩をめぐる語らいは尽きません。
![]() そして最終まで残ったみなさんたち。今回は立教大学文学部で教えていらっしゃる詩人の阿部嘉昭さん(右から四人目)をお迎えして、またいちだんとにぎやかな会となりました。 松下育男さんは左から三人目、その左隣の廿楽順治さんは、思潮社から第三詩集を出版されたばかりです。 ![]() タイトルは 『化車』。 読者の不思議をいざなうように、木版画家・宇田川新聞さんによる色とりどりのちょうちんが、半透明のカバーの向こうに浮かんでいます。 ![]() #
by hazukihallhouse
| 2011-05-22 20:47
| *詩の会のごあんない
初夏を思わせる宵闇のなか、最後のお客さまをお迎えして、ていねいに作品の説明をなさる辻憲さん。
![]() ひとりの画家の展覧会とは思えないほど、さまざまな手法で描かれた作品が展示され、多くのお客さまを魅了しました。 ![]() 辻征夫さんをめぐるギャラリートークも白熱しました。右より詩人の松下育男さん、井川博年さん、そして弟である辻憲さん。 没後11年。全力で詩を生きた辻征夫さんとの宝物のようなエピソードが次々に披歴され、偉大なる抒情詩人への愛と追慕にみちた時間となりました。詩人と画家…。六つちがいの兄弟の心優しき相互理解にも胸打たれました。 ![]() #
by hazukihallhouse
| 2011-05-16 16:01
| *展覧会のごあんない
辻憲作品展会期中に行われたギャラリー・トーク 「続・辻征夫の肖像」は、貴重なお話が次々に展開されて、
あっというまの三時間となりました。次回 「続続・辻征夫の肖像」が待たれます。 現代詩文庫『辻征夫詩集』が、続続、まであるように。 ![]() まさか自分の詩が現代詩文庫に三冊も入るとは、当時の兄も思っていなかっただろうなあ、と辻憲さん。 辻征夫さんの最後の詩集となったのは 『萌えいづる若葉に対峙して』。 この日のギャラリー・トークは、まさに善福寺公園の萌えいづる若葉に対峙しておこなわれるかたちになりました。 ![]() 萌えいづる若葉に対峙して 辻征夫 窓の外に林が見え樹木はいまいっせいに若葉を芽吹かせている 感ずるのはひとつの勢いで木々の沈黙がむしろ不思議だ 机上にはむろん白紙があって手にはボールペンさえにぎっている (中略) 萌えいづる若葉と対峙していま抒情詩を書いている ただ詩といえばすむものを抒情詩というところがかれのきどりで いささかのアナクロニズムを偏愛するというのも口癖 とはいうものの ともかく 血まみれの抒情詩人がここにいて 抒情詩人はみんな血まみれえと ほがらかに歌っているのですよ ![]() 左へ、 『詩の話をしよう』(ミッドナイトプレス)、 『新版 辻征夫詩集成』(書肆山田)。 萩原朔太郎賞と現代詩花椿賞を受賞した『俳諧辻詩集』は用意が完売し、写真に撮る機を逸しました。 今回は、辻征夫さんが自作を朗読されていた肉声もCDで聴くことができました。 一枚は谷川俊太郎、賢作さん親子が作られた『日本現代詩の六人~呟きから叫びまで・自作を読む六つの声』より。 もう一枚は、川村之さん(下)が作られた、旅先の記録としての私家版より。 また松下育男さんは辻征夫さんの詩・自選ベスト11+感想+解説つきの小冊子をご用意、お客さま全員のおみやげにしてくださいました。ご自身の詩のブログにも少しご紹介してくださっています。 ![]() そして十代からの詩友として「辻征夫より辻征夫のことを知っている」と自負されるのが、井川博年さん。 若き日のお二人の写真などをのせた一枚の資料を、お客さまのお手元へとご用意くださいました。 丸山豊記念現代詩賞、藤村記念歴程賞を受賞された詩集『幸福』にも、辻征夫さんへの一篇が入っています。 つげ義春さんの帯文にそえられたペン画は、辻憲さんによるものです。 ![]() 語り尽くして (語り足りずに?) 日が暮れました。みなさま、どうもありがとうございました! また今度! ![]() #
by hazukihallhouse
| 2011-05-16 15:58
| *詩の会のごあんない
辻憲さん作品展に、詩人の井川博年さんが自転車に乗ってやってきてくださいました。
井川さんは、来る5月14日の土曜日に、詩人の松下育男さんと辻憲さんとお三人で、 詩友・辻征夫さんをめぐるお話をしてくださいます。 「四十年間われわれ二人は口喧嘩一つせず、お互いに口論になることすらなかった。なりようがないのである。お互いに好きな詩人好きな作家好きな人間を語っていれば、それで充分な人間だったからである。どうしてみんなはそうならないんだろう、というのが彼の口癖だった。詩を捨てちゃ駄目だぜ、というのがまた辻の殺し文句だった」 ・・・『詩学』辻征夫追悼号(2000年3月)に寄せられた井川博年さんの追悼文「ヨク学ビヨク遊ブ」より抜粋。 ![]() #
by hazukihallhouse
| 2011-05-08 21:22
| *展覧会のごあんない
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