2021 ③イェガー由美子さん［月夜の晩にボタンがひとつ］終了しました！

午後からの二回公演を控えて奏でるイェガー由美子さん。昨日の雨も上がって春の日差しに包まれるように。
この数ヶ月、何度も通ってリハーサルを重ね、ソロへの歩みを進めてきたイェガーさん。「こんなに本番を楽しみに思ったことはないの」と、昨晩、調律の確認にいらした時にもおっしゃっていたように、この場所で詩と音楽を表現する手ごたえをかみしめて、本日はいつにもまして、ぴかぴかの笑顔ですね、イェガーさん。
左右にお客さまをお迎えして、中原中也をはじめとする詩人たちの作品が一作ずつ弾き語られるうちに、イェガーさん独自の世界観にだんだん引き込まれます。詩によせた音楽はすべて、ロンドン在住、チェリストで作曲家の次女、Midori Jaegerさんによるオリジナルで、遠く離れた母娘による構成、演出のすばらしいこと！
夜の回では、演奏会のようすをイェガーさんのご主人、ピーターさんが、ロンドンのMidoriさんに同時配信。

演奏会が終わるや、スマホごしにMidoriさんからの拍手が届き、ピーターさんが駆けつけてくださいました。

ピーターさんを中心に、お母さま、ご長女でランジェリーデザイナーのChiyono Anneさん夫妻（右奥）など、ご家族、ご親族、ご友人のあたたかいサポートもイェガーさんの活動を支えてくださっているのですね。

もうひとつの応援団がイェガーさんの中学同級生たち。葉月ホールハウス管理人もその一人です。制服姿の可愛いイェガーさんが、日本で演劇を、米国でジャーナリズムを修め、その後、立派なキャリアを積んでいたとは知りませんでした。はるかな年月を経た再会の喜びはひとしおです。みなさま、ありがとうございました！