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坂東翔一郎さんがピアノリサイタルの打ち合わせに。

いつもはお仲間で葉月ホールハウスをご利用くださっているピアニスト坂東翔一郎さん(左)が、2013年11月23日(土・)にリサイタルを開催してくださることになりました!翔一郎さんはじめての、チケット制の自主企画です!

坂東翔一郎さんがピアノリサイタルの打ち合わせに。_e0151902_1744177.jpg

お父さんの安次郎さん(右)がいつもこうして付き添って翔一郎さんを支えています。ショパン、モーツアルト、リスト・・。名曲のさまざまをかろやかに奏でる翔一郎さんは、地元・吉祥寺を中心に、老人ホームなどでボランティア演奏活動を続けています。その純粋な音楽に胸を打たれた多くのみなさんが翔一郎さんを応援しています。学生時代に合唱部だった安次郎さんのきれいな歌声もリサイタルではご披露なさるとのこと。この日は「少年時代」を聴かせてくださいました!

坂東翔一郎さんがピアノリサイタルの打ち合わせに。_e0151902_17441547.jpg


坂東翔一郎さんがピアノリサイタルの打ち合わせに。_e0151902_1818777.jpgこの日はまた翔一郎さんのお母さまが書かれた文章のことを
はじめて教えていただいたのでした。すばらしいのです。
昨年の朝日新聞に以下のように掲載されました。
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【君のピアノ 信じてる】 2012年5月 朝日新聞「ひととき」より

息子へ。
誕生日おめでとう。今年は年男、24歳だね。
そして3回目のリサイタル、成功おめでとう!
支えてくれた人たちがたくさん集まってくれてよかったね。
こんな日が来るなんて想像できなかった。

24年前の辰年は、38時間もかけて君が生まれてきてくれた年。
お母さんも精一杯頑張った。家族やみんなが喜んでくれたっけ。

2度目の辰年。
自閉症である君の発達のアンバランスさは、
なかなか学校では受け止めてもらえず、光の見えない中、
親子で必死にもがいていたね。思えば本当につらい日々だった。

心が折れそうになった時もあったけれど、
君は大好きなピアノをずっと続けてきた。不器用でも一生懸命、
前を向いて一歩一歩、みんなに感謝しながら頑張ってきたね。

ほら。君のピアノに心を傾けて、
拍手を送ってくれる人たちが目の前にいるよ。
これからもつらいことがたくさんあると思うけれど、
温かい応援を力に変えて、
ピアニストという大きな夢を目指して頑張っていこう。
君のピアノには、人を幸せにする力がある。そう信じているよ。
君の紡ぎだす音が、一人でも多くの人の心に響くように。
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by hazukihallhouse | 2013-08-06 19:54 | *音楽会のごあんない
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