和紙のタペストリーにもお月さま。
ちいさな積み木にもお月さま。 布のタペストリーにもお月さま。 絵本作家・齋藤槙さんが描いて染めた、たくさんのお月さまたちに囲まれて、 いよいよ十五夜当日、お琴演奏会の朝となりました。 ところが夜には関東に台風襲来との天気予報。。。 やむなく夜の部は中止とさせていただき、昼の部は予定どおりに、と決定。 窓の向こうは嵐の前のしずけさです。 調弦に集中する本橋雅翔(もとはし・がしょう)さん。 そうして午後。 不穏なお天気にもかかわらず、たくさんのお客さまがおはこびくださって、 はんなりふんわり愛らしい着物姿のおふたりの登場です。 女漫才師になったみたいですね(笑)の槙さんのひとことにみんなで一緒に呵々大笑! 緊張もほぐれたところで、雅翔さんの夢のようなお琴の時間がはじまりました。 槙さんの絵から、水と宇宙をイメージされたという雅翔さん。 宮城道雄の「五十鈴川」、沢井忠夫「小さな春」のなかから水、夢、花。唯是震一「無言歌集」「子守唄」など、 古典から現代まで、みごとなプログラム構成をなさって、お琴の魅力をあますことなく伝えてくださいました。 たったひとりで生み出す音のつらなりが、重なり合って響き合ってふくらんで、 会場は雅翔さんの音にくるまれたようにひとつになって聴きほれるばかり。 流麗な古典も、ぽんぽんはじけ飛ぶような現代も、 雅翔さんのお歌もまた、胸にしみじみ響くのでした。 雅翔さんのかたわらで絵を描く槙さん。古典「秋風の曲」で歌う雅翔さん。 アンコールの拍手が槙さんからも雅翔さんに贈られて、すばらしい演奏会が終了しました。 最後の子守唄のなつかしい優しさには思わず涙がにじんできてしまいました。 雅翔さん、槙さん、演奏会を決行してくださって、ほんとうにありがとうございました! お月見はかないませんでしたが、おふたりそれぞれの世界をいっぺんに味わえるという、 それはそれはぜいたくな時間をお客さまと分かち合うことができました。 お手伝いにも奔走してくださった仲良しのみなさんで最後の記念写真を嵐の前に一枚。 今回もまたお願いした深堀瑞穂さんによる撮影ですてきな写真になりました! 槙さんがこの日即興で描いた絵のことなど、また後日ご紹介させていただきます。 槙さんの展覧会はあと4日。10月5日6日7日8日で幕となります。お見逃しなく!
by hazukihallhouse
| 2012-10-02 22:57
| *音楽会のごあんない
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