五十嵐朋子さん(下)の日本画展[ beyond~アイルランド幻想 ]にお二人の演奏家をお招きしました。
アイリッシュ・フルートの豊田耕三さんと、アイリッシュ・ハープの梅田千晶さんです。 なつかしい遥かな音色が、音出しの瞬間から、葉月ホールハウスに響き渡りました。 なつかしい、ですね。こんなのはじめてです。豊田さんもこう言ってらっしゃいました。 なつかしいアイルランドの光景が一枚の絵となって目の前のここにあるから、がひとつ。 夏だというのにきょうの天気が、なつかしいアイルランドそっくりの涼しさだから、がもうひとつ。 窓の向こうは、暮れなずむ善福寺公園。通り過ぎる人たち。 ホールでは、笛の素朴とハープの優美が、アイリッシュでは珍しいデュオとなって次々に。 満席のお客さまたちも、迫力ある生演奏に呼吸を合わせ、気持ちよくからだが動いてきます。 西の最果てのアイルランド・トラッドは、伝えられ、記憶され繰り返され、変化しながらまた奏でられ、 今こうして東の最果ての私たちの場所に、譜面もなしに、若い演奏家の力だけによって舞い降りました。 遠い時間が風にのってやってきたような気分です。なつかしい面影も浮かんできます。 五十嵐朋子さんとの楽しいアイルランド談義にも花が咲き、 アイリッシュ音楽の歴史や特質をめぐる豊田さんのレクチャーも、演奏同様、お客さまにとても好評でした。 その合間にも控え目につまびかれていた梅田さんのハープにはもう、うっとりです! はじめてのアイルランド、堪能しました。みなさま、ありがとうございました! すべては渡辺和美さん(右から二人目)のおかげです。 谷川俊太郎さん賢作さん親子と共演なさっていた豊田耕三さんのご活躍を、葉月ホールハウス管理人に 教えてくださったのが渡辺さんでした。ありがとうございました! そして撮影の深堀瑞穂さん、最後のこの写真もみなさん何てよい笑顔を深堀さんにあずけていることでしょう。 ありがとうございました!
by hazukihallhouse
| 2012-07-30 09:38
| *音楽会のごあんない
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