ふだんは格調高いコンサートホールで、 燕尾服姿で演奏されているお二人が、 杉並のはずれのちいさな一軒家・葉月ホールハウスで カジュアルにひらいてくださったコンサート[にしむくさむらい]。 時は24・6・9。 なので、にしむく。 腰に「弓」差して弾くヴァイオリン界の武士、なので、さむらい。 ユニークなコンサートの始まりです。 東京フィルの荒井英治さん(下)は、日本を代表するソロコンサートマスター。じつにお侍の格好よさです。 光栄なことに葉月ホールハウスの常連で、いつもピアノもご披露くださいます。 お相手は、九州交響楽団の若きコンサートマスター近藤薫さん。 お侍というよりは貴公子の気品で超絶技巧を・・・。 お二人が、丁々発止、真剣勝負で、 ルクレール、ハルトケ、プーランク、フロロフなど、 選び抜いた作曲家の作品を重奏するすばらしさ…。 じつは会場の狭さゆえ、お二人はこうして見つめ合う(?)しかないのですが、 自由な演奏家のふところをもって、かくも魅力的なステージを誕生させてしまうのでした。 左右いっぱいのお客さまも、中央のお二人を見つめるには、それぞれに向かい合わなければなりません。 天窓からはこの日、雨音も落ちていたかもしれません。 目の前の善福寺公園を往く人影も目に入ったことでしょう。 休憩では、荒井さんのお誘いに忠実に(?) 公園のトイレまで出向いてくださった方も多くおいでになりました。 こうしたさまざまな不都合をのみこんでなお共有する親密な時間のすばらしさを、 荒井さんと近藤さんが、渾身の名演で教えてくださいました。(下はリハーサル風景) すべての写真は、狭い会場で痩身を折り曲げるようにして奮闘撮影してくださった 深堀瑞穂さんによるものですが、 深堀さんは本職の音楽以外にも、谷川賢作オフィシャルウエブサイトの管理+写真+文章の達人で、 気がつけば、この日のもようをそれはそれは丁寧に活写してくださっていました! 掲載写真をそれぞれクリックするとどんどん次が出てきます。 からくり箱のように愉快で元気なサイトです。 葉月ホールハウスもおかげさまで少し若返りを果たしたような気分です。 [スタッフMiのお出かけ日記]~葉月ホールハウスで初体験!~、ぜひお読みください。→クリック! 最後の一枚は、あたたかいご家族とご友人と。 可愛い桃子さんのMomoのお菓子もいつものように大人気でした! みなさま、ありがとうございました!
by hazukihallhouse
| 2012-06-18 18:29
| *音楽会のごあんない
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