お琴奏者の本橋雅翔(左)さんから先日の写真をいただきました。
梁井雅楽圭重さん(右)とのお琴デュオを終えて会心の一枚。寒さも底の1月最後の月曜日でしたが、 演奏の合間に読み語りをしてくださったヒミキヨノさんを囲んで、みなさんあたたかい素敵な笑顔です。 お琴が葉月ホールハウスに入るのは初めてのこと。 この風変わりな空間のなか、ピアノを寄せ、夜空に突き出す天窓の下に、じょうずに居場所を決めてくださいました。 その音色のふくよかなこと、その響きの美しいこと、そのメロディの詩的なこと…! 息の合ったお二人が、古典も現代も自由自在に、お互いを生かし合うように、弦をつまびき音を重ねてゆくのです。 「楽しかったです~!」と雅翔さんが最後に言ってくださいました。「ピッツィカートの音が、天窓にぽんぽん、上がっていくんですね!」と。 こちらこそ、お琴の魅力を再発見、楽しかったです! 写真ではわかりませんが、左右と前面いっぱいに、お客さまが座っていらっしゃいます。 夜も更けて、善福寺公園の冬木立を抜け、最終バスに揺られてお帰りになったお客さまも多かったことかと思います。 あまりの冷え込みにホールの暖房がじゅうぶんに行きわたらないこともありました。ほんとうに申し訳ないことでした。 中央のヒミキヨノさんは、この夜、自作の「ひふみうた」や、齋藤槙さんとの共作絵本「水のひみつ」の文章などを、やさしく、しっとりと、読み語られました。うつむいて、また少し顔を上げ、ゆっくりくちびるをひらいて自身のことばをたどるその姿は、まるで一羽の白鳥のように美しく、キヨノさんという一人の女性に、たくさんのファンが心を寄せていらっしゃることが、とてもよくわかった一夜でもありました。みなさま、ありがとうございました。
by hazukihallhouse
| 2012-02-06 17:44
| *音楽会のごあんない
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