思潮社の藤井さんが、できあがったばかりの現代詩手帖2月号を、送ってきてくださいました。
なかには、昨年11月におこなわれた「まどさんおめでとう むさしのぽえむフェスティバル」で、 松下育男さんが、まど・みちおさんの詩の魅力について語られた講演が、収録されています。 会場となった葉月ホールハウスには、 まどさんが100歳の時にみずから描かれた絵をはじめとして、 企画の白井明大さんの呼びかけに応じた多方面の作家たちによる作品が、 まどさんの詩をテーマに制作、展示されました。 そして松下さんご自身の詩も、手書き原稿のかたちで、こんなふうに、発表されました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ あたりまえのことを ───まどさんに 勇気がないので 僕はあたりまえのことを あたりまえに 詩に書くことができません でも まどさんは 平気であたりまえのことを あたりまえだと 詩に書きます すると あたりまえのことが ぜんぜんあたりまえでは なくなっているのです そんな詩を読んだひとたちは みんなびっくりして 息をのんでしまうし そしてたぶん あたりまえに詩に書かれた「あたりまえ」は 目をとじて まどさんに感謝しているのです ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
by hazukihallhouse
| 2011-01-28 15:31
| *詩の会のごあんない
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