*09/5・02~5・24 望月通陽 型染めの世界

望月通陽(もちづき・みちあき)さんの作品は多種多様。
染色、版画、ガラス絵、ペン画、ブロンズ、鋳造ガラス、木彫、陶…、
さまざまな素材と技法を用いて、息をのむようなうつくしい仕事を展開していらっしゃいます。

葉月ホールハウスのロゴマークを描いてくださったご縁で、
今回の展覧会が実現しました。
望月さんの原点ともいえる型染めの世界です。

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ロビー正面に、望月さんのペン描きによる
葉月ホールハウスのロゴマークの原画が。


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リュート奏者として名高い
つのだたかしさんがプロデュースする
プライベートCDレーベル【パルドン】。
そのジャケットデザインのすべては
望月さんの型染めによるものです。
正面の大きな作品は「リュート」。
えもいわれぬたおやかさに
胸があつくなる思いです。
手前に並んでいるのは
波多野睦美さんが唄うリュートソングのCD、
「優しい森よ」「古歌」「サリーガーデン」など。
”美しい音の入った美しい箱”が、
時空を超えたようにそこにあります。


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聖人ヨブを描いた無名の画家の一枚に会うために、ベルギーの古都ブルッヘを歩いた記憶を染めた作品群。
これらは『道に降りた散歩家』という静謐な画文集となって(偕成社刊)、ボローニア国際児童図書展ラガーツィ賞を受賞しました。~~旅から帰り、椅子に沈んでブルッヘを思うと、鉛筆には路上の歌が次から次へと蘇り、雲が湧き、塔がそびえ、懐かしい路地が幾筋も刻まれて、遠い口笛さえも聞こえた~~あとがきより

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これが型染め…?
びっくりしたあとは、みなさん見とれるばかりです。
あまりにも繊細で敬虔な、祈りにも似た一枚なので。

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紬の布に、またとないかたちに切りとった型紙をのせ、糊をおいて、乾かして、染料をしませて…。
創作の手順はかろうじて想像できても、なぜこんなにもゆたかな線のたたずまいが……。


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名づけようのない深い色合いは、山桃やログウッドなど自然素材によるちからもあるそうです。
この一連の詩情にみちた作品も、望月さんの洒脱なエッセイとともに、
『方舟に積むものは』という一冊の本にまとまって筑摩書房から出版されています。


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CDジャケットのための
「舟のザビエル」


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麻に染めた竪琴の名手「オルフェーオ」


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望月さんの著作を読みふける声楽家のОさん。


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これも望月さんが描いてくださった
葉月ホールハウスのもうひとつのロゴマークです。
可愛い!と評判です。
右は名古屋の個展に出品された鉄の作品
「気付いた天使」を紙で切り取って作られたもの。


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そして最後は
葉月ホールハウスの住人ぽちた、です。
みなさま、ありがとうございました…!
# by hazukihallhouse | 2009-07-29 13:36 | *展覧会のごあんない

09.07.25 ゆーらなすイヴニングコンサート

東京芸大同級生三人娘が円熟の四十代を迎えて再会、すてきな実力派ユニットを結成しました。
ソプラノの樫木伴実さん、アルトの太田悦世さん、ピアノの井上美都さん、
お三人それぞれの個性が世界にただひとつのハーモニーとなって本格的クラシックの世界へと誘ってくれます。


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アオザイ姿のお三人がまるでお人形さんのように愛らしい下の写真は、
ご好評いただいた春のコンサートの公開リハーサル風景です。
葉月ホールハウスのアイドル犬、ぽちたの姿が見えるでしょうか?
美しい歌声に誘われるように、この日は何度も姿をあらわしました。
ピアニストの井上さんが優雅に弾いていらっしゃる最中も、
ペダルを踏むその足の上をまたぐ、という蛮行をやってのけました…。
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# by hazukihallhouse | 2009-07-23 11:54 | *音楽会のごあんない