カテゴリ:*詩の会のごあんない( 38 )

松下育男さんと現代詩手帖

思潮社の藤井さんが、できあがったばかりの現代詩手帖2月号を、送ってきてくださいました。
なかには、昨年11月におこなわれた「まどさんおめでとう むさしのぽえむフェスティバル」で、
松下育男さんが、まど・みちおさんの詩の魅力について語られた講演が、収録されています。

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会場となった葉月ホールハウスには、
まどさんが100歳の時にみずから描かれた絵をはじめとして、
企画の白井明大さんの呼びかけに応じた多方面の作家たちによる作品が、
まどさんの詩をテーマに制作、展示されました。

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そして松下さんご自身の詩も、手書き原稿のかたちで、こんなふうに、発表されました。

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あたりまえのことを
         ───まどさんに

勇気がないので
僕はあたりまえのことを あたりまえに
詩に書くことができません
でも まどさんは
平気であたりまえのことを あたりまえだと
詩に書きます
すると あたりまえのことが
ぜんぜんあたりまえでは
なくなっているのです
そんな詩を読んだひとたちは
みんなびっくりして 息をのんでしまうし
そしてたぶん
あたりまえに詩に書かれた「あたりまえ」は
目をとじて
まどさんに感謝しているのです

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by hazukihallhouse | 2011-01-28 15:31 | *詩の会のごあんない

*まどみちおさんの詩を楽しむ会のご案内

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まどみちおさんトリビュート展覧会 (くわしくはこちら)、
初日のオープニングセレモニーに、
歌人で小説家の東直子さんと、
詩人の松下育男さんがいらしてくださいます。

東さんは、「まどさんへの短歌」を朗読してくださり、
松下さんは、「まどさんの詩の魅力」についてのお話しを、
たっぷりしていってくださる予定です。楽しみです。

そして谷川賢作さんも駆けつけて、
まどさんによせた心優しいピアノ演奏をしてくださいます。

お席に限りがございますので
ご予約はお電話でどうぞお早めに…!
限定45席 要予約 03‐5310‐3546(葉月ホールハウス)

2010.11.13 (土) ←ぶじ終了しました…!

13:30open 14:30-16:00

朗読:東直子さん お話:松下育男さん ピアノ演奏:谷川賢作さん
3,500円(ワタナベマキさんの手づくりビスケット+ドリンク付)
by hazukihallhouse | 2010-10-31 14:48 | *詩の会のごあんない

*repure10号記念の集い~善福寺公園のほとりで詩を楽しむ~のご報告

詩誌「ル・ピュール」10号記念のオープニングがなごやかに始まりました。

壁には「ル・ピュール」同人のみなさまの手書き原稿などが思い思いに展示され、
ピアノの上には「ル・ピュール」創刊号から10号までのバックナンバー。
仕上がったばかりの11号も、この朝、水仁舎さんから届けられました。
みなさまそれぞれの出版詩集も、個々のおもむきを放って並んでいます。

下の写真、白いシャツ姿が、本展を企画してくださった白井明大さん。
その左ではご友人が、白井さんの新刊 『歌』 (思潮社刊) を手にしていらっしゃいます。
黒いメガネ姿は久石ソナさん、その右へ、ブリングルさん、山田紗名江さん。

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自作の詩を読む朗読の時間がはじまりました。
尾田真璃さん。

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ブリングルさん。

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高田昭子さん。

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そして、現代詩花椿賞を受賞されたばかりの有働薫さん。
ほんとうにおめでとうございます。

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お祝いの花束が、柿沼徹さんから。

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これが有働さんの花椿賞受賞作品 『幻影の足』 (思潮社刊) です。
『ジャンヌの涙』(水仁舎刊)特別版とともに、葉月ホールハウスに謹呈してくださいました。
フランス現代詩の翻訳家としても知られる有働さんの、深い詩作の結実です。
表紙の銅版画は、辻憲さんによる「小運河暮色」。
有働さんの、幻想的な心象風景そのもののようで、見とれました。
来春、桜の開花を待つ頃に、辻憲さん作品展のご案内ができるかもしれません。

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10月10日には、詩の合評会がひらかれました。
本展をご紹介くださった、善福寺のミニFM局「ラジオぱちぱち」のメンバーでもいらっしゃる
青山学院大教授でサウンドスペース研究家の鳥越けい子さんも
ご友人と飛び入り参加してくださいました。

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搬出後に、残ったみなさんで記念の一枚。
左から、白井さん、(後列へ) 木葉揺さん、久石ソナさん、神山倫さん、大塚としふみさん、榎本櫻湖さん、
(前列へ) ブリングルさん、有働薫さん、岩村美保子さん。
全員のみなさんのお写真がとれなくて残念でしたが、
おいでくださったすべての詩人のみなさんに感謝いたします。
詩のための3日間、ありがとうございました…!

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by hazukihallhouse | 2010-10-14 10:10 | *詩の会のごあんない

*repure10号記念の集い~善福寺公園のほとりで詩を楽しむ~のご案内

純粋に
詩をたのしもうという
詩人のみなさんが
ゆるやかでありながら
みえないつながりをむすんでいる
詩誌repure (ル・ピュール) が、
10号の節目を迎えました。

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善福寺公園に秋の気配がたちこめる
2010年109日(土)10日()11日(月・)の3日間にわたって、
記念の集いがひらかれます(正午~18:00)。
9日は、17:30から、朗読会を含むオープニングパーティ、
10日は、14:00~17:00まで、詩の合評会を予定しております。

執筆者のおひとり有働薫さんは、
『幻影の足』(思潮社)により第28回現代詩花椿賞(資生堂主催)を受賞されたばかりです。
他の執筆者のみなさんに、本展を企画してくださった白井明大さんはじめ、
青山かつ子さん、足立和夫さん、岩村美保子さん、小川三郎さん、柿沼徹さん、
小網恵子さん、神山倫さん、木葉揺さん、高田昭子さん、高橋正英さん、竹内敏喜さん、
南原充士さん、久石ソナさん、ブリングルさん、宮越妙子さんらがいらっしゃいます。
デザイン・レイアウト・制作をなさっているのは、水仁舎の北見俊一さんです。

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by hazukihallhouse | 2010-10-01 12:13 | *詩の会のごあんない

*詩の小径をたずねて~最終日のご報告

最終日、9月20日のゲスト、
貞久秀紀さん、高貝弘也さん、江代充さん(左より)が、ホールに到着されました。
貞久さんは奈良からのご来場です。ほんとうにありがとうございます。

貞久さんの『明示と暗示』(思潮社刊)、
高貝さんの『露光』(書肆山田刊。第48回藤村記念歴程賞を受賞されたばかりです!)、
そして江代充さんの「語調のために」(現代詩手帖2010年8月号掲載)、
以上お三方それぞれの作品をめぐって、
廿楽順治さん、阿部嘉明さん、杉本真維子さん、藤原安紀子さん、白井明大さんが、
シンポジウムのようなおもむきで、それぞれの詩論を投げかけ合った第1部、
そして第2部では、貞久さん、高貝さん、江代さんが、三人のパネリストとなられて、
自作への思いを、すばらしい朗読も含め、ていねいに語って聞かせてくださいました。

熱心な質疑応答も展開され、詩というもののちからに満ちた、としかいいようのない、
詩のための濃密な3日間が、みなさまのおかげをもちまして、ぶじ幕を下ろしました。
(壁にかかる2枚の絵は、辻征夫さんの水彩画とデッサン画です)
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最後に懇親会終了後の一枚を。

詩を書く人、詩を読む人、そして詩集を作る人…。
ここにいるすべての人たちが、詩の世界に生きる人たちです。
1部でお話しいただいた藤原安紀子さんのお顔が後列左に隠れてしまったのが心残りです。
藤原さん、まことに申し訳ありません!
左端は藤原さんと一緒にお話しくださった杉本真維子さん。
そして、手前に座るお二人が、この3日間のために、はかりしれない力を尽くしてくださった、
思潮社の藤井一乃さん(左)と、白井明大さんです。
心から感謝申し上げます。ほんとうにありがとうございました。
そしてご来場くださったすべてのみなさまにも、あらためて御礼申し上げます。
ありがとうございました。またお目にかかれますよう…!

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by hazukihallhouse | 2010-09-23 13:19 | *詩の会のごあんない

*詩の小径をたずねて~2日目のご報告

9月には涼しくなっているはず、との予想はみごとにはずれ、
朝から太陽が照りつける真夏日となった9月19日。

夜になって外に出て、やっと携帯カメラで撮った写真が以下です。
まんなかの低い位置から小さな小さなお顔をのぞかせているのは目黒裕佳子さん。
第2部の「辻征夫の肖像」によせて、
辻征夫さんとのたいせつな思い出をかみしめるように語ってくださった
八木幹夫さん、辻憲さん、久谷雉さんと共に出演され、
井川博年さんによる辻征夫さんへの追悼詩「美しいもの」など、
胸に迫る朗読をしてくださいました。

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1部では「詩の女子トーク」が繰り広げられました。
新井豊美さん、北爪満喜さん、杉本真維子さん、三角みづ紀さん、鳥居万由実さん、清水あすかさん…。
輪になって、創作について思索してくださった2時間はあっというまに過ぎ、
詩の小径をゆく女性詩人たちのひたむきな姿にカメラを向けることははばかられ、
語らいのようすは記録できませんでした。残念でした。

そして夜も更けて、懇親会のスナップです。
後ろ向きが、辻征夫さんの弟さん、画家の辻憲さん。
左が、八木幹夫さん、その右へ、田中庸介さん、阿部嘉昭さん、松下育男さん、
その後ろに、白井明大さん、北爪満喜さん、その右へ、久谷雉さん、亀岡大助さん、廿楽順治さん。

それからそれから、詩人のみなさまのなかにまじってちいさな一匹。
葉月ホールハウスの住人ぽちたが、松下育男さんに抱かれています。

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ぽちたをたいそう可愛がってくださいました松下育男さん、
ありがとうございます。ぽちた17歳。長生きはするものです。
とても素敵な松下さんの詩のブログにもぽちたのことが…!

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by hazukihallhouse | 2010-09-23 09:22 | *詩の会のごあんない

*詩の小径をたずねて~初日のご報告

「詩の小径をたずねて」初日の第一部、
松下育男さん(右)と小池昌代さんお二人の風景です。
詩をめぐるお二人のゆたかなお話に、
左右いっぱいのお客さまが熱心に聞き入ります。
松下さんは長きにわたって詩作をつづける若き詩人たちのあこがれの的、
小池さんも『コルカタ』で萩原朔太郎賞を受賞されたばかり。
会場はしずかな熱気に包まれて、詩への思いがしみじみと満ちわたっていくようでした。

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中央の低い場所でトークしていただくというスタイルですが、
お二人のお姿がおわかりになりますか?
歌人の雪舟えまさんも傍らに立ってお二人の詩を読んでくださいましたが、
マイクを使わない生の声がかすかな息づかいとともに天窓の下で響き、
それはそれはうつくしい朗読の時間となりました。
第2部で愉しいお話を松下さんとしてくださった廿楽順治さん(左の壁際)のお姿も。

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by hazukihallhouse | 2010-09-19 09:58 | *詩の会のごあんない

*詩人たちのトークセッション 「詩の小径をたずねて」 のご案内


詩の小径をたずねて
~辻征夫から2010年代の詩まで~

詩のふしぎさ、おもしろさは、たずねてもたずねても、はてしない
そしてあきることがなく、ふかまってゆくほど、なにもわからない

2010年918日(土)・19日()・20日(月・
13:30開場 1部14:00開始 2部16:30開始

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18
1部 『コルカタ』をめぐって 出演=小池昌代、松下育男 
2部 初心者のための詩の書き方 出演=松下育男、廿楽順治 朗読=雪舟えま

19
1部 詩の女子トーク──詩をとどける、詩をひろめる
出演=新井豊美、北爪満喜、杉本真維子、三角みづ紀
    鳥居万由実、清水あすか 聞き手=藤井一乃
2部 辻征夫の肖像 出演=八木幹夫、辻憲、久谷雉 目黒裕佳子 聞き手=亀岡大助

諸般の事情によりまして、
2日目2部「辻征夫の肖像」の出演者が一部変更となります。
井川博年に代わり、八木幹夫が出演いたします。
急な変更をお詫びいたします。
なにとぞご了承のほどよろしくお願い申し上げます。

20
1部 『明示と暗示』『露光』「語調のために」をめぐって
出演=廿楽順治、阿部嘉昭、杉本真維子、藤原安紀子、白井明大
2部 詩の小径をたずねて 出演=江代充、貞久秀紀、高貝弘也 聞き手=白井明大

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料金 各日2,000円/通し券4,000円+各日1ドリンクオーダー

お問い合わせ・お申し込み=0120-829-198(葉月ホールハウス)

企画 musa-ogi poiet(白井 nanashi@mumeisyousetu.com)


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現代詩壇で活躍中の詩人たちが、
初秋の3日間、葉月ホールハウスに集合してくださいます。
これだけの豪華なメンバーが、杉並区のはずれの一軒家ホールに来てくださるとは、
ちょっとした“事件”と言えそうです…!

この企画は、現代詩手帖9月号(下)にも大きな告知をしてくださった、
思潮社編集部のみなさまのご尽力によるものです。
ほんとうにありがとうございます。
詩のゆくえをめぐる濃密なトークセッションが期待されます。
3日連続参加の方には割引もございます。
お席に限りがございますのでお申し込みはどうぞお早目に…!
各日終了後には懇親会も予定しています。

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ご案内のDMができました。
本企画を立案・推進してくださった musa-ogi poiet の白井明大さんの手になるものです。

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by hazukihallhouse | 2010-08-29 21:07 | *詩の会のごあんない