「伊藤比呂美を大いに語る」当日。
人と本と言葉が結集、ホールはすさまじい熱気です。 Ⅰ部のシンポジウムが始まると、お客さまに少しでもよいお席を、と、 すすんでスタッフ席にお座りになった伊藤比呂美さん(手前右はじ)。 ![]() ひとたび舞台に立たれると、その存在感は圧倒的です。 出演者全員がステージで見守るかたちで、それぞれの朗読の時間がはじまりました。 会場の狭さに恐縮していると、カジュアルにやればいいよ!能みたいでいいよ!と、 伊藤さんが励ますように言ってくださったのでした。 ![]() 伊藤比呂美さんの詩と自作をえらんで、声にして読んで表現します。 出来たてほやほやの『現代詩文庫・続伊藤比呂美詩集』に、 解説「牙の人」を寄せていらっしゃる新井高子さん(下左)。 シンポジウムは新井さんの司会にみちびかれ、以下4人の詩人のみなさんがパネリストになりました。 ![]() ![]() 田中庸介さん(上右)。水無田気流さん(下左)。蜂飼耳さん(下右)。 ![]() ![]() 文月悠光さん。見つめる伊藤比呂美さん。 ![]() そして、三角みづ紀さん、清水あすかさん、河野聡子さん、カニエ・ナハさん、小野絵里華さん、大崎清夏さん、 長谷部裕嗣さんたちも、伊藤比呂美さんの詩と自身の詩を、伊藤さんに捧げるようにそれぞれに朗読。 日も落ちかけたころ、伊藤比呂美さんがすっくと立って、朗読と、詩をめぐるお話をはじめられました。 伊藤さんと同年代で『青梅』からのファンである葉月ホールハウス管理人は感無量。いろんなことを考えました。 ![]() 伊藤さん、出演のみなさん、ご来場のみなさん、夏の日に、遠くまで、小さなところへ、ありがとうございました。 そして思潮社のみなさん、すばらしい企画に感謝します。この会の、現代詩手帖への収録も、楽しみにしています。 ![]()
2011年7月30日(土)開催の
思潮社刊 『現代詩文庫・続伊藤比呂美詩集』 刊行記念 「伊藤比呂美を大いに語る」 はお席が完売となりました。ありがとうございました。 当日券のご用意はございませんので、どうぞご了承くださいますようお願いいたします。 この会における伊藤比呂美さんの講演や、 伊藤比呂美さんの詩をめぐるシンポジウム(新井高子さん+田中庸介さん+水無田気流さん+蜂飼耳さん+文月悠光さん)、 若き詩人たちによるリーディング(三角みづ紀さん+清水あすかさん+河野聡子さん+カニエ・ナハさん+小野絵里華さん+大崎清夏さん+長谷部裕嗣さん+シンポジウム出演の5人のみなさん…)のもようは、 思潮社「現代詩手帖」に今後の掲載が予定されております。 ![]()
現代詩文庫 『続・伊藤比呂美詩集』 が、まもなく思潮社より刊行されます。
その記念の詩の会を、伊藤比呂美さんと若き詩人のみなさまをお迎えして、 7月30日(土)午後2時より、葉月ホールハウスでいたします。 主催の思潮社編集部が、ごあんない状を届けてくださいました。 ご予約は葉月ホールハウスにてうけたまわっております。お早目に…! ![]()
教室終了後、残ったみなさんで奥へ移動しての懇親会。いつものことながら詩をめぐる語らいは尽きません。
![]() そして最終まで残ったみなさんたち。今回は立教大学文学部で教えていらっしゃる詩人の阿部嘉昭さん(右から四人目)をお迎えして、またいちだんとにぎやかな会となりました。 松下育男さんは左から三人目、その左隣の廿楽順治さんは、思潮社から第三詩集を出版されたばかりです。 ![]() タイトルは 『化車』。 読者の不思議をいざなうように、木版画家・宇田川新聞さんによる色とりどりのちょうちんが、半透明のカバーの向こうに浮かんでいます。 ![]()
辻憲作品展会期中に行われたギャラリー・トーク 「続・辻征夫の肖像」は、貴重なお話が次々に展開されて、
あっというまの三時間となりました。次回 「続続・辻征夫の肖像」が待たれます。 現代詩文庫『辻征夫詩集』が、続続、まであるように。 ![]() まさか自分の詩が現代詩文庫に三冊も入るとは、当時の兄も思っていなかっただろうなあ、と辻憲さん。 辻征夫さんの最後の詩集となったのは 『萌えいづる若葉に対峙して』。 この日のギャラリー・トークは、まさに善福寺公園の萌えいづる若葉に対峙しておこなわれるかたちになりました。 ![]() 萌えいづる若葉に対峙して 辻征夫 窓の外に林が見え樹木はいまいっせいに若葉を芽吹かせている 感ずるのはひとつの勢いで木々の沈黙がむしろ不思議だ 机上にはむろん白紙があって手にはボールペンさえにぎっている (中略) 萌えいづる若葉と対峙していま抒情詩を書いている ただ詩といえばすむものを抒情詩というところがかれのきどりで いささかのアナクロニズムを偏愛するというのも口癖 とはいうものの ともかく 血まみれの抒情詩人がここにいて 抒情詩人はみんな血まみれえと ほがらかに歌っているのですよ ![]() 左へ、 『詩の話をしよう』(ミッドナイトプレス)、 『新版 辻征夫詩集成』(書肆山田)。 萩原朔太郎賞と現代詩花椿賞を受賞した『俳諧辻詩集』は用意が完売し、写真に撮る機を逸しました。 今回は、辻征夫さんが自作を朗読されていた肉声もCDで聴くことができました。 一枚は谷川俊太郎、賢作さん親子が作られた『日本現代詩の六人~呟きから叫びまで・自作を読む六つの声』より。 もう一枚は、川村之さん(下)が作られた、旅先の記録としての私家版より。 また松下育男さんは辻征夫さんの詩・自選ベスト11+感想+解説つきの小冊子をご用意、お客さま全員のおみやげにしてくださいました。ご自身の詩のブログにも少しご紹介してくださっています。 ![]() そして十代からの詩友として「辻征夫より辻征夫のことを知っている」と自負されるのが、井川博年さん。 若き日のお二人の写真などをのせた一枚の資料を、お客さまのお手元へとご用意くださいました。 丸山豊記念現代詩賞、藤村記念歴程賞を受賞された詩集『幸福』にも、辻征夫さんへの一篇が入っています。 つげ義春さんの帯文にそえられたペン画は、辻憲さんによるものです。 ![]() 語り尽くして (語り足りずに?) 日が暮れました。みなさま、どうもありがとうございました! また今度! ![]()
延期とさせていただいておりました辻憲作品展のあらたな日程が決まり、
辻憲さんとお親しいおふたりの詩人、 井川博年さんと松下育男さんをお招きしての ギャラリー・トークのごあんない状が、 あらためて出来上がってきました。
辻征夫さんの詩集を二冊、弟の画家・辻憲さんから送っていただきました。
もう手に入らない大切な詩集です。 『落日』(思潮社)1979年刊。 『河口眺望』(書肆山田)1993年刊。 どちらの装幀にも、辻憲さんの作品が使われています。 ![]() 葉月ホールハウスでは、 辻憲さんの、銅版画、モノタイプ、アクリルによる作品展を、 4月1日(金)から10日(日)までいたしますが、 4月9日(土)には、詩人の井川博年さんと松下育男さんをお招きして、 辻征夫さんの詩の世界と、辻憲さんの絵の世界、 さらには辻ご兄弟の思い出などをめぐって、たっぷり語り合っていただく予定です。 予約が必要です。くわしくは葉月ホールハウスのホームページ 展覧会のご案内と 詩の会のご案内をごらんください。 東日本大震災の影響を受け、延期とさせていただきます。 被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。
松下育男さんの「詩の書き方教室」2回目が、3月最初の日曜日にありました。この日は啓蟄。
たしかにぐっと春めいて、かじかんでいたホール入り口の葉ぼたんも、やわらかくほぐれはじめた気配です。 ![]() 教室+懇親会は、午後1時から7時までにわたりました。それぞれの詩を、ていねいに読み込んで、合評します。 教室の先生である松下さんに、思潮社の藤井一乃さん、詩人の岩佐なおさんと廿楽順治さんが加わります。 終了後には松下さんの声もかれてしまうほど、詩をめぐる語らいは尽きません。 自作の詩稿に書き込まれた松下さんの講評をもらって帰るのもお楽しみのひとつ。 松下さんは今年から「現代詩手帖」の詩書月評も担当されています。 ![]() 一夜あければ、外には雪…! 昨晩ここで、いくつものすぐれた詩が行き交ったことが、うそのようなしずけさです。 ![]() 次回の「詩の書き方教室」は、5月にひらいてくださるとのこと。この窓辺に、木々の若葉が、まぶしいころです。 ![]()
ご親族の集いに出席するため、
お住まいの札幌から葉月ホールハウスにおいでくださった池澤夏樹さんが、 聖書学者・秋吉輝雄さんと語り尽くした近作、 『ぼくたちが聖書について知りたかったこと』(小学館)の姿です。 葉月ホールハウスのロゴを作ってくださった望月通陽さんの染め布作品による美しい装幀です。 ![]() カバーをとった本体も、すばらしい染布絵からできています。小さき文字は、筒描きという、伝統的な手法による染色。
神戸にお住まいの詩人、高階杞一さんが、
松下育男さんと一緒にたずねてきてくださいました。 高階さんの第5詩集 『早く家へ帰りたい』 (偕成社刊) の装幀・挿絵は、 葉月ホールハウスのロゴを描いてくださった望月通陽さんによるものだったのです。 高階さんは作曲もなさっているのですが、葉月ホールハウスの家族が40年以上まえに、 編曲者としてかかわっていたご縁があったことも、谷川賢作さんのおかげでわかりました。 ![]() そしてもうひとつ、高階さんは、 葉月ホールハウスで詩の講演や詩の教室をしてくださっている松下育男さんと、 "共詩"を作るあいだがらでもいらしたのです。 (松下さんが主宰する詩誌「生き事」六号にもおふたりの共詩「風の引き出し」が載っています) つらなる偶然をめぐる語らいは、思潮社の藤井さんもまじえて、愉しくはずみました。 立春の日の翌日の夕暮れ時でした。 高階さんは、選考委員をつとめている、童謡詩人・柳波賞の授賞式のため、明日は群馬とのことでした。 ![]() < 前のページ次のページ >
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